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コードギアス皇道の感想

コードギアス劇場三部作 興道・叛道・皇道 ありがとう!!!!!!!!!!

 

めっちゃ面白かったです。ほんとに。総集編でしょ?とかいう人に何人かにも会いましたがつべこべ言わずに観て。叛道だけでも観て。ネタバレあります。皇道1回見ただけなので間違ってるとこもあるかもしれません。TVシリーズもここ数年見返したりしてないのでなんとなくの記憶で書いてます。

 

テレビ放送時からコードギアスが好きなのですが、この10数年の思い入れが裏切られたらどうしようという不安もありました。特に皇道始まる前は不安と期待とが入り混じって今年1番ドキドキした。冒頭の土の味辺りはほんとうにドキドキしてた。第二次東京決戦、ロロの死、次々に展開される物語に引き込まれて行って、緊張なんて忘れるくらい見入っていました。それに不安とか杞憂でしたね!!!(思うところがないわけではないけど)ありがとう谷口悟朗さん大河内一楼さんその他大勢のスタッフさん!!!

 

劇場版シリーズの世界線はルルーシュにとスザクにスポットがギュギュっと寄っていて、物語が整理されている分説明も多く、ストレス少なめの構成になっていたなという印象です。

 

・土の味

ルルーシュが土下座してからスザクが踏んだと思ってたけど正座してる状態から踏みつけていて、正座してるルルーシュの頭に足を当てるのが難しそう。的が小さいし。勢いがすごくてめっちゃ痛そう。

TVシリーズにはスザクの「嘘をついている目だ」みたいなモノローグがあったと思うんですが即「嘘だな」だったので理解早いなと思った。叛道のラストでユーフェミアの騎士としてルルーシュを…でどういう思考をしたのか。許す、だったのか。自分も利用されている駒にすぎないことに気づいたスザクは皇帝に見切りをつけたんだろうか?ルルーシュなら奇跡の責任を取ることができると確信したから協力を持ち掛けたんだろうか。スザクの行動・心理という長年の謎はやっぱり謎に満ちている。カノンに割り込まれたところからルルーシュがギルフォードのナイトメアで逃げるところのまでのスザクの動揺っぷりが必死で、本当に許す・協力するつもりで来たんだなと。どういう方法で協力するつもりだったんだろうか。

ルルーシュは「俺を裏切ったな」以降の怒りっぷりが、自分もさんざん嘘ついておきながらそんなに傷付くか…?撃っていいのが撃たれる覚悟がある奴だけ精神はどこへ…?という気持ちにさせる。それだけお互いの存在が大きいんだろうけど。

 

・第二次東京決戦

ジノが持ってきたアルバムって誰が隠してたの?カレンの戦線復帰がかっこよかった。ほかの女性陣もだけどカレンのシーンもザクザクカットされてきたけど皇道は戦闘シーンの活躍っぷりに満足。

ロイドさんとセシルさんが紅蓮聖天八極式が奪われてなんやかんやいうシーンとラクシャータがどこそこが誰の改造だって分かって怒るところ、3人の関係が垣間見れて好きです。

ゼロバレ以降、扇さんたちがルルーシュに優しい。優しいというか、シュナイゼルのことを信用しきっていない描写や自分たちの選択が正しいのか悩んでいたことが描かれていてあっさり手のひら返し、シュナイゼルの掌の上ではなくなった。ゼロを疑う描写もちょこちょこ挟まれていたからシュナイゼルの話を信用する行動も理解できる。扇さんはテロリストとして活動するには善良すぎるし、あの環境下でその善良さを保てるのは稀有な人だなと改めて思った。

ロロの死にめっちゃ泣いた。今回ロロの篭絡や過去はすっ飛ばしたのに。劇場版はルルーシュがロロにプレゼント渡してたのにナナリーに渡すつもりだったんだよってキレ散らかしててそれはないだろと思った。劇場版のルルーシュくんちょっとDVの気があるよね叛道のときのピザ皿シーンといい。

 

・皇帝との戦い

このあたりからルルーシュとスザクの中二病&ポエム発言が気になる。

 

・騎士皇帝

 制服姿ドヤ顔で騎士皇帝宣言するの好き。

 

ダモクレス

ビスマルクがスザクの弱さこそ、優しさであり強さの裏付けであったというような発言にスザクのことを見ていてくれてる人がいたことに安心した。ビスマルクはシャルルが皇子時代から騎士だったとかなんか過去設定あってシャルルに従う理由を持ってるのかな?騎士の称号に思い入れがありそうだったし。ナイトオブワンを越える存在ナイトオブセロだ!はちょっと厚かましいなとも思う。そこがいい。

 

カレンとスザクの戦い。カレンは組織に入れない人間はどうすると問いかけるけれど、カレンこそ内側から変える気になればできた人なのではないかなと思う。スザクは組織に与したいんだろうけど、向いてない。

 

カノンのシュナイゼルは自身の生命にさえ頓着していないという本質について述べるシーンがなかった。好きなシーンだったんだけど。フレイヤを手に入れたことによって変わってしまった人になってしまったのが少し残念。上野の舞台挨拶で福山さんと櫻井さんがおっしゃっていた通り、井上さんの演技が凄まじい。早い段階から優秀な人として登場していたシュナイゼルがチャーミングな部分もありながらも底知れない恐ろしい人であるということが伝わる。井上さんの演技の説得力がすごい。

 

ナナリーがルルーシュと同じ考えに至ったということが分かりやすくなってた気がする。R2以降の ルルーシュからナナリーへの愛してる発言が一切なかったと思うんですが、他の女性陣の過去もバッサリ切っているあたり、ルルーシュが世界に筋を通す物語の構成上仕方がないのかなと思う反面少し寂しさもある。

 

・ゼロレクイエム

 さすがにもう泣かないと思ってたんですがやっぱり泣いた。ジェレミアのあのセリフはなかった。

 

馬???ポニー???

生存を示唆されることを最も恐れていたいたのですが。馬で来た。

何を隠したんだ!死体か?ていうかシャーリー!!!!!生きて!!!

 

・その他

スザク、聞き分けがよくて優しくなった印象。もっと精神がやばい奴だった。ユフィの絵を自室に飾った件についてはちょっと話し合いたい。ジェレミア、ロイドさん、C.C.、スザク似てるって言われすぎ。主体性を持て。スザクに優しい人が増えたのはよかった。

 

ルルーシュとスザクに対して優しい人、理解を示す人たちの描写が増えていた印象。シャーリーに与えられた「許し」の役割がいろんな人に分散されていた、のかもしれない。皇帝ルルーシュ派が自分の行いに対して責任を負う人たちで構成されていたのもあるかな。

 

とりあえず以上。あと何回か観たい。

好きなシーンは叛道ロイドさんの「結婚っていうシステムは知ってるんだな」です。人間味あふれる人になってました。あとコーネリア様全般。