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「蒼穹のファフナー THE BEYOND」スペシャルイベント~真実~ 感想

8月18日神奈川県民ホールで行われた「蒼穹のファフナー THE BEYOND」スペシャルイベント~真実~」に行ってきたので今更ながら感想。

 

チケット関係が遅すぎて不安になっていましたが、ファフナー比まじめで落ち着いたとてもいいイベントでした。司会の須藤Pが開幕早々丁寧に謝罪されていました。告知が遅かったために参加できなかった友人がいるので、今度こそ改善されることを願います。

イベント前に上坂すみれさんのインタビューを読んでいたら須藤さんに触れられていて、ジェンガを発案するだけあってすごい人だなという印象がさらに強くなりました。ドトールに行くたびに須藤さんのことを思い出すでしょう。司会進行はキャストに振るのも話を切るのも今までの司会者のなかで一番上手かったかもしれないですね。

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登壇者は、喜安さん、石井さん、松本さん、白石さん、新井さん、石川さん。夏のイベントということで皆さん衣装が浴衣で素敵でした。キャラが作中で着ていたものに近い柄を探してきたそうで、こだわってくれたんだなという嬉しさがありました。舞台も提灯で飾られて神社の夏祭りのようになっていました。登壇はクレジット順で石川さんが最後だったんですが、2人掛けの長椅子に座るときは松本さんの隣に移動されて、白石さんと新井さんが一緒に座るようになっていてなんだかときめきを感じました。

 

イベントコーナーでで今までのおさらいをすることは何度もありましたが、今回は生アフレコ形式で一騎と総士を中心に振り返っていったので新鮮でした。

イベントやテレビ番組で主流になっている生アフレコについて、一部を切り取ってやることの意味って何なんだろうと常々思っていたんですが、実際に見ると声優さんの演技に圧倒されました。真剣さが伝わってくるのと、憑依する石井さんと演じる喜安さんの違いが感じられた気がして面白く、アニメが作られる過程の一部に触れられたような体験でした。24話「総士」9連呼の石井さん、本当にすごかったです。「半狂乱の一騎」というト書きだそうです。喜安さんがギョッとしたとおっしゃっていましたがおそらく会場中ギョッとしてました。

1期1話「楽園だよ」、10話「ファフナーだ」の生アフレコ最中に会場中がクスクスと不思議な笑いに満ちていたからか、松本さんは「一騎くん、彼女みたいなこと聞くね」と茶化していましたが、喜安さんは繰り返し「間」について語っていました。

髪の毛がファサ~っとなびく表現や波がザッバーンとなる演出などが作る「間」。1期と2期EXODUSのテンポ感の違いが良い悪いじゃくなくておもしろい、というような内容だったと思います。

喜安さんの舞台演出や脚本を書かれていることもあって構造に重きを置く視点で面白いなと思いました。イベントで楽しみにしていることがキャストさんがたの解釈や批評を聞けることなので喜安さんのお話はいつも楽しみです。

 「間」について松本さんの「それは若さだよ」という発言によって制作スタッフの若さによる演出が「間」を作っている、若い作品である、その若さを越えていこう、というようなまとめになっていたかと(曖昧)。新井さんは繰り返し「ファフナーがあの当時一番カッコイイアニメだった」というようなことを述べていましたね。

若さというよりは1期と2期EXODUSの間の10年間でアニメの表現や演出、流行が変化したのではないかと思います。当時は基本的に2クール24話編成でしたが、現在は1クール12話が主流であることや、視聴者がスピード感や短い物語を求めている(気がする)ことに起因して、物語を圧縮する技術として「間」が削られていったのではないかなと。

若いスタッフを中心に作られているというアニメKの劇場版(順次絶賛公開中)を見たときは「間」があったような気がしたので若さもあるのかな~

 

「キービジュアルを見ながら考察」で公開された一騎が小さい総士をおんぶするイラストが大変かわいかった。かわいい。あんなにかわいい子がこれから辛い目に合うかと思うと……

 

そして問題の「石井さんによるファフナー音頭」。大変面白かったです。笑いすぎてあまり記憶がありません。須藤さんも今回のイベントの趣旨と違うと若干お断り気味だったのとほかのキャストさんもフォローできない雰囲気で、大変でした。面白かったです。この直後に白石さん新井さんによる生アフレコ、切り替えがすごかったです。プロの技を見ました。

 

お盆にちなんで最期特集(追悼動画by石川さん)。なかなかくるものがありました……正直EXODUSはまだ辛くて見返せていないので、まさかイベントで見せられるとは思わず。広登、オルガ、ウォルター、暉、弓子、エメリー、ナレイン、そしてカノン。会場がすすり泣く声に満ちたところでシークレットゲストのangelaが「愛すること」を披露。atsukoさんKATSUさんお二人とも浴衣でライブ!うれしいやら悲しいやら。atsukoさんの「ファフナーTHEび音頭」カヴァーで笑いを取りつつ、2曲目の「Shangri-la」では途中からキャスト人もタオルを振り回して参戦。とっても盛り上がりました。angelaの力は偉大。楽しかったー!!!!!

 

最後に告知と挨拶で、最後の最後に「新PV」お披露目。PVの内容はさておき、全12話劇場先行上映ということは、「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」(スッスッス)と同じように3本(もしくは6本)上映してからテレビ放送なんでしょうか?それともテレビ放送はなしでガンダムUCやオリジンみたくOVA発売前のイベント上映?そういえばEXODUSも1話長尺版と2話を劇場先行上映してましたね。なつかしい。とにかく来年は忙しくなりそう!次は総士生誕祭!楽しみです!